
これは後期高齢者医療制度っていうんですが、知ってるでしょうか?
↑こちらのパンフ見たことありますか? クリックしてください。
そんなわけで、今年は健康保険制度の大転換期です。知らずにいてはいけませんので、ちょっと聞いてください。
高齢化社会になって、老人の医療費が増加しています。
今までは退職した後、子の扶養になるか、国保へ加入していました。
ですが当然、国保の方が老人を多く抱えることになり、これを運営する市町村は財政難に陥りました。
そこで老人保健という仕組みができました。老人の医療費は全ての医療保険から出し合うことにしました。
それでも足りなくなってきてしまったので、今回この新しい制度の導入となったわけです。
老人保健はそれ自体で独立した保険ではなく、それぞれが加入する保険に医療費の補助がつく形態であったわけですが、
(保険料を取って給付を行うのを保険というので、老人保健は文字通り健康を保つという広い意味だけです)
この4月からはそれが独立した保険となるので、75歳以上の人は皆この保険に強制加入となり、これからは当然保険料が掛かります。
国保加入の場合は今までも保険料負担があったので差ほど変わった感はないと思いますが、
一方子の扶養になっていて保険料を負担していなかった人にとっては「え? お金とるの?!」って思うことでしょう。
実際には介護保険料と同じで年金から天引きされるので、払うというより「また年金が減った・・・」と感じることと思います。
幸い・・・と言うか最初の6ヶ月は無料のまま、次の6ヶ月は減額するという経過措置が先日決定したそうです。
あ、これもちろん被扶養者だった人だけですよ。国保の方はこういった特典はありません。
うちの両親もこの4月から後期高齢者保険になるんですよね~。
社労士としての情報だけでなく、実際にスタートした際ウチの親はどうしたか?・・・も報告できそうです。