今日は労災にあった場合どうしたらいいのかって話をします。
まず労災はなるべく指定病院へ行ってください。労災であることを告げれば治るまでタダで診てくれます。
事前に浜松監督署の「労災指定医」のページを見て、近隣の医院を覚えておくといいでしょう。
指定されていない医院でも、緊急の場合は仕方ないですから、その時はとりあえず診療費を全額支払っておいてください。後で手続きすれば指定口座へ払い戻されます。
その際、「でも健康保険を使えば3割負担ですむから・・・」なんて思わないでください。後の手続きが厄介になります。健康保険は業務外の怪我や病気にしか使えません。
次に…というよりその前に、カメラ付き携帯電話を持っていたらできるだけ現場の写真を撮っておいてください。
労災の手続をする際、事故の状況を細かく記述しなくてはなりません。時間と場所、何をしているとき、何が原因でどうなったか、目撃者はいるか?…等々。
こういうときこそ文明の利器が大いに役立つでしょう。日頃から写真を撮るクセができてるブロガーの方々、事故にあっても動揺せず、冷静にカメラのシャッターを押して下さい。
そして、療養中は医師の指示に従ってください。無理して職場復帰してはいけません。
前回説明した通り、労災にあった者を会社がクビにすることはできないので、安心して休業していればいいのです。休業4日目以降は賃金の8割が保険から給付されます。これら全てに所得税は掛かりませんので、実質は手取り賃金と大差はないでしょう。安心して休んでてください。
もし、どうしても会社に迷惑をかけたくないからと自主退職した場合でも、保険給付は継続されます。
でも、医師に従わなかった場合、この手厚い保険給付が受けられなくなることもありますので、ご注意を。