
私も昨年の12月5日にはたくさんの方に「お誕生日おめでとう」のコメントをいただき、嬉しく思いました。
・・・ですがみなさん、法律では誕生日の前日に歳をとるって知ってましたか?
実は私も社労士の勉強するまで、そんな法律があるなんて知りませんでした。

これは生まれたその日、生まれて数時間しか経っていなくても、0日目ではなく1日目と繰り上げて数えるものとお考えください。
すると365日目、誕生日の前日が終わるその瞬間に1歳となるわけで、その一瞬は法律から見ればあくまでも誕生日の前日なんですよね。
4月1日生まれと4月2日生まれで学年が違うのは、そういう理由です。
小学校へ行くのは年度開始時に6歳に達している子供=4月1日生まれまでってことですね。
クリスマスがイブにお祝いするように、誕生日もイブに祝うほうが法にあってる・・・かな。
さて当然、年金に関してもこの法律は適用されます。
先日、年金手帳の基礎年金番号の話をしましたが、初めて被保険者となった日も確認してみてください。
20歳の誕生日の前日になっているはずです。
そして将来、老齢年金の受給権を得る日は65歳の誕生日の前日となるはずです。
誕生日というのは、みんなに知らせないと祝ってもらえませんが、意外と重要な個人情報です。
最近は性別さえ変更ありうる時代、唯一変更されることのない個人情報ですから。
更にそれがキャッシュカードの暗証番号だったりする・・・特に高齢者はヤバいなぁ。
今回の年金騒動、こういうケースが考えられます。
就職する際、企業の募集年齢に合せて年齢詐称しちゃった人。いませんか?
早めに白状しないと、後で泣きをみることになるのは言うまでもありません。