
・・・と、言っても最近はパネルを塗り替えるだけなのですけどね。
このパネル、「サブロク」と呼ばれるサイズです。横三尺縦六尺なので三六。つまり約90×180cmですね。畳一畳と同じ大きさです。
こんな風にベニヤの裏を小割という2x3cmの角材で補強して立つようにしたもので、舞台上に並べて壁を作ります。
このサイズだと持ち運びに便利だし、並べた時の幅が日本家屋のサイズ(六尺を一間とする間取り)に合うので、一度作ってしまうととても重宝するのです。
芝居が始まるとその都度作って、終わったら壊すのが舞台装置の常ですが、このパネルだけはもうずっとリサイクルしてるんですよね。
前回の芝居で、「キッドの芝居はいつも舞台装置が同じだ。」とアンケートに書かれたらしいですが、
そんなのはおおきなお世話だっ!
でももっと時間とお金があったら、凝った舞台装置作りたいんだよなぁ~。
その通りです。お客さんは舞台装置を見に来るわけじゃない。
我々役者が芝居してるのを見に来てくれるんだもんね。