台風接近中にもかかわらず、行って来ましたお芝居に。
おそらく貧乏暮らしをしているであろうから案内をもらっているので、
先日あらかわ本店より提供された米に味噌・醤油・カレー等を加えた「あらかわ特選生活支援セット」を差し入れに持っていく。
新宿厚生年金会館の向かい側にシアターブラッツという小さな芝居小屋がある。
雑居ビルの地下、剥き出しのコンクリートを黒塗りして、天井に照明バトンをつけただけのまさに絵に描いたような小劇場らしき空間は、どこか懐かしさを覚えた。
少年FOXという架空の少年誌に掲載された漫画という設定で、4話のオムニバス。
進行役となる二人の芝居がアドリブっぽくって、開演直後の張り詰めた空気がほぐれ自然に笑いが起きる。
小劇場だから、様式に乗っ取った芝居よりもこういう軽さがいいのだろう。
ちぐはぐな会話になろうと、その時できた間にはリアルな面白さがある。
台本に笑わせるセリフが書いてあるのではなく、人と人のコミュニケーションのずれが可笑しい。
これは今度の芝居に大きく影響しそうだ。私にとっても、一緒に行ったウチの若手にとっても・・・。