仮面ライダー THE FIRST

へろきゃっと

2007年06月03日 21:12

リメイク作品・・・最近はそればっかりのような気もしちゃうのだが、
これも1年半ぐらい前にリメイク公開された、1号2号ライダーのお話。

こうしたリメイクに否定的な意見を述べる人は多い。
でも、私はそれもどうかと思う。
お芝居だって再演すればキャストは変わり、違う印象になる。
そのつもりで見なきゃ、粗探しになっちゃうからね。

これは、“改造人間”ってものを探求した作品になってました。
まず、「ヘンシン!」ってセリフがありません。戦い始めるといつの間にか姿が変わり、仮面は自分でかぶります。
怪人じゃなくって改造人間だからってことなんでしょうね。
ウエンツ演じるコブラ男のエピソードが複線になってるところは、いい脚本だと思います。
それ故、派手なアクションシーンがあるにも関わらず、見終わっての爽快感はありません。
改造人間はみんなショッカーの被害者で、それが互いに殺しあってるって悲劇です。
エンドロールに流れる主題歌もやるせない気持ちを盛り立てます。

ま、そんなわけで「キャシャーン」よりはずっとよかったんじゃないかな。
ただ、落ち込んでる時には見たくないなぁ、こういうの。
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