命の値

へろきゃっと

2006年09月07日 06:10

人の生死は神様が決めるとしても、それに伴う保険給付の額は政府が決めている。
来月から生は値上げし、死は値下げになる。

出産は病気や怪我ではないので原則健康保険が使えない。
その代わりに出産育児一時金といって30万円が支給される。
これが来月から35万円になる。5万円のアップだ!
まぁ実際出産に掛かる費用は40万くらいらしいから、まだちょっと足りないかもしれないけど、それでも5万アップは大きい。
今月予定日の人はこの話を知ると複雑な気分になるかも・・・



一方、亡くなった場合に支給される埋葬料はかなりの値下げになる。
今月中はほぼ一月の給料と同額。だけど最低でも10万円。それ以下にはならない。
社長や重役クラスで100万以上の月給だと、98万円が限度。そう決まっていた。
それが来月から一律5万円。つまり半額から5%程度に減額されてしまうことになる。
これをどう解釈するか。…5万っていうと火葬費程度かなぁ。最低限度の葬儀費用ってことか。
あまり命が値段が安くなったとは思いたくないけどね。どういうつもりなのか厚生労働大臣なり社会保険庁長官なり、公共のメディアで国民にちゃんと説明があってもいいんじゃないか?



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