へろきゃっとのぶログ

ウチの劇団ができたばかりの頃、座長がこんなことを言ってた。
「組織の中では、まず女性を味方につけることだ。男はほっといてもついてくる。」
ボス猿の理論である。メスに人気のないオスはボスにはなれないって話だ。
先日稽古場に一人の女の子が見学にやってきた。年は19歳。
次回公演は最悪女性一人かもしれないって時に、いいタイミングだ。
しかし、待てよ・・・。おじさんにとっちゃ難しい年頃の娘じゃん。

な～んか、ドキドキハラハラしながら稽古用の台本読みに参加してもらう。
セリフの掛け合いで、どんな子なのか探っていく。ちょっと緊張してるかな？　でも初々しいね。

ん・・・そこでふと気付くもう一人の女性の存在。彼女は２１歳。
元々芝居のカンがいい子ではあったが、２年くらい一緒にやってきてすっかり馴染んだ気がする。
この子がとなりにいると安心して芝居ができると言ってもいい。
そういえば表情が豊かになったなぁ。やっぱ女優ってのは、化けてゆくもんだな。

それに比べて、男は化けねぇなぁ。
多少の味付けはできても、素材の臭味が消えないみたいなもんだ。
やっぱリーダーについていくだけしかないのかな。

あ、そうそう、見学にきた彼女、入団決定いたしました～
これから大事に育てていきます。