美男美女がなんだ!

へろきゃっと

2007年04月30日 22:51

前回の記事で女優について書いてみたが、なかなか好評だったようなので・・・
ここでもう一つ、芝居から得た教訓みたいなことを書いてみよう。

それは、「人はプライドには共感しない。コンプレックスに共感するのだ。」・・・ということ。

「共感」とよく似た言葉に「同情」というのがあるが、この違いは何だろう?
気持ちとしてはそれ程大差の無いように感じる二つの言葉だけれど、
これをいい間違えると、「同情なんかされたくないっ!」って言われることがあるよね。

共感するのに上下関係はないけど、同情されるのはどうしても上から下を見て手を差し伸べられてる気がしませんか?

ちょっと前のブログ村で「コメントを書く場合のマナー」の話があがりましたが、それにも通じます。
つまり、共感してコメントを書いたつもりが、ちょっとしたニュアンスの違いで「同情」に感じられて相手が嫌な気分になるってことがあるから、コメントし辛くなったりするんですよね。

あ、少し話が脱線してきたかな? 元に戻します。

多くの人はコンプレックス(劣等感)を隠そうとします。プライド(自尊心)を持とうとします。
特に俳優なんてのはそうです。俳優ってのは優れた才能の持ち主という意味です。
だから、私なんかは俳優じゃなくて役者なんです。これに付く形容詞は「バカ」です。役者バカです。
舞台の上には立ちますが、お客さんを見下ろすようなマネはいたしません。だってバカですもん。
泣いたり笑ったりを共有できる「共感」の関係でありたいと思ってます。

・・・と、いうことでウチの劇団はコメディーを上演してきたわけですから、
チビ・デブ・ブス・ハゲ、その他のコンプレックスを持った方、歓迎いたします!

そんなあなたの懸命な姿が多くの人々の共感を呼ぶこと、間違いありませんっ!
関連記事