中田島砂丘
小学生の頃、春の遠足と言えばいつもここでした。
今よりもずっと広大な砂丘で、海が見えるまでの道のりが遠く、まるで砂漠を歩いているような気分でした。
今はちょっと歩くだけで、すぐ海が見えます。
ここまで来たのは30年ぶりぐらいかなぁ。
少し歩くと・・・何だろう? 黒いサボテンのような・・・見慣れない木々が延々と砂丘を縁取るように立ち並んでいます。
近くまできて、ようやく衝撃的な事実に気づく!
あ、これ松じゃん。真っ黒に焦げた松林だ。
そうだ・・・火事があったんだっけ。今年の春頃だったなぁ。
防風林ってのはいつも海からの風にさらされてるわけで、火がつけばたちまち燃え広がってしまう。
これが全部燃えてた光景を思い描くと凄まじいものを感じる。
でも更に近くへよってみると、この写真で見てもわかるように下は一面緑が生い茂っていた。
死んだように見えたのはほんの一瞬。足元はえらく活気があるんだなぁ。
久しぶりのひとり遠足で、なんかいい勉強した気分。
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